キャンプやハイキングのアウトドアに欠かせないクーラーボックス。
でもサイズや素材など多くのメーカーから様々なタイプのクーラーボックスが発売されていて、どれを買ったらいいか迷ってしまう人も少なくありません。
キャンプ日数、利用人数などによってもクーラーボックスの選び方は変わってきます。
この記事では素材やタイプ、必要となる大きさの違いを詳しく説明していきます。
素材やタイプの違いを理解して、自分のキャンプスタイルに合ったクーラーボックスを探してみましょう。
おすすめの商品は《ハードタイプ》にスポットをあてて紹介していきます。
最後にクーラーボックスを上手に使うコツも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
《 アウトドア好きの人に一緒に読んでほしい記事 》
最初に決める事
クーラーボックスといっても素材や大きさ保冷能力など様々なものがあります。
選ぶ前にまずは皆さんがクーラーボックスを選ぶシチュエーションを想像してみましょう。
①何人で使うのか
まず決めるのは利用する人数です。
目安として大人一人が1泊2日で必要とする量は、おおよそ15Lと言われています。
ソロキャンプでしたら15Lくらいのもので十分ですし、4~5名のファミリーキャンプでしたら50~60Lくらいは必要となってきます。
②利用日数は何日か
利用日数により一人あたりの必要な食材の量が決まってきます。
1~2人のキャンプでも2泊以上の場合は中型の物が必要となってきます。
③何を入れるのか
料理メインのキャンプだとそれなりの食材が必要となってきます。
料理内容によっては食材だけではなくマヨネーズやケチャップ等の調味料も必要となってきます。
料理をどこまで凝るかによってもサイズが変わってきます。
調味料などは100均で売っている小さな入れ物に移し替えて、必要な分だけ持って行くようにしてできるだけ荷物を少なくしましょう。
クーラーボックスの選び方
キャンプで使うクーラーボックスを選ぶ際のポイントは①素材 ②タイプ ③サイズ ④持ちやすさの4つになります。
クーラーボックスは収納の場所を取ってしまうキャンプギアです。
何個も無駄に買いなおす羽目にならないように違いを理解してから、自分に合ったクーラーボックスを探してみましょう。
素材から選ぶ
クーラーボックスの素材は3つのタイプに分けることができます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
発泡スチロール | ・価格が安い ・手に入りやすい | ・断熱性が低い |
発泡ウレタン | ・商品数が多い ・発泡スチロールよりは断熱性が高い | |
真空断熱パネル | ・断熱性が一番高い | ・値段が高い |
発泡スチロール
発泡スチロールのメリットは価格が安く軽い事です。
100均などでも売っていて手軽に手に入ります。
ただし断熱性が低いので短時間の利用や、外気が低い冬場だったらクーラーボックスとして使えます。
外気温が高い夏場のキャンプには不向きで、利用する際も中の氷などの保冷材が切れていないかチェックが必要です。
発泡スチロールはメインクーラーではなくサブクーラーボックスとして使いましょう。
発泡ウレタン
多くのクーラーボックスに使われている素材です。
価格も安いものから高いものまで幅広く様々なメーカーから発売されています。
発泡スチロールに比べ断熱性も高いので、キャンプ利用者にはおすすめの素材です。
真空断熱パネル
釣り具メーカーから多く発売されているタイプで断熱性に優れています。
クーラーボックス内に使われている真空断熱パネル数(1枚~6枚)によって値段と断熱性が変わってきます。
値段も発泡ウレタンに比べると高くなってしまいます。
2~3泊以上のキャンプや保冷剤を追加できないキャンプでは重宝しますが、保冷剤を追加できる通常のキャンプではここまでの性能はいらないかもしれません。
タイプから選ぶ
クーラーボックスのタイプはハードタイプとソフトタイプの2種類に分けられます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ハードタイプ | ・頑丈 ・保冷力が高い ・椅子やテーブルに代用できる | ・収納時に場所を取る ・クーラーボックス内にデッドスペースができやすい |
ソフトタイプ | ・コンパクトに収納できる ・入れるものの形によって変形するのでデッドスペースが少なくなる | ・保冷性が低い ・外からの衝撃に弱い |
ハードタイプ
ハードタイプのクーラーボックスは頑丈で断熱性に優れ保冷力が高い事がメリットです。
また頑丈なため椅子やテーブルに代用できるのもポイントです。
食材などの傷みやすい食材はハードタイプのクーラーボックスに入れるとよいでしょう。
ハードタイプのクーラーボックスは夏場や1泊以上のキャンプに向いています。
デメリットは折りたたむ事が出来ないので自宅などでの収納時に場所を取る事です。
収納時にはクッカー等の他のキャンプ道具を中に入れ収納スペースが無駄にならないように工夫しましょう。
またハードタイプがゆえに食材などの入れる順序を考えないとデッドスペースが出来てしまい、必要な量を入れれなくなってしまいます。
小さい保冷材などを隙間に入れるなどして工夫して利用しましょう。
ソフトタイプ
ソフトタイプのクーラーボックスはコンパクトに折りたたむ事が出来るので、収納性に優れます。
キャンプでは折りたたんで持って行き、追加の食材を入れるサブバッグとしても活躍します。
収納性に優れるので防災時用に常備しておくと、万が一の時に役に立ちます。
また中に入れるものに合わせてある程度変形するので、ハードタイプに比べるとデッドスペースも少なくなります。
ソフトタイプのクーラーボックスはデイキャンプやハイキングなどに向いています。
デメリットは断熱性が低いため保冷性が低い事です。夏場キャンプのメインクーラーボックスとしては向いていません。
また外からの衝撃に弱いため、卵や形の崩れやすい食材を入れるのにも向いていません。
サイズから選ぶ
目安として大人一人が1泊2日で必要とする量は、おおよそ15Lと言われています。
ソロキャンプでしたら15Lくらいのもので十分ですし、4~5名のファミリーキャンプでしたら50~60Lくらいは必要となってきます。
ただしあまり大きなクーラーボックスを買っても使い勝手が悪くなるので、サイズより個数を増やした方が良い場合もあります。
大人数でキャンプの場合も60L以上のサイズを1つ準備するよりも30Lサイズを2~3個準備して、頻繁に開けるものとそうでないものを分けた方が保冷力は高まります。
また中の容量だけではなく高さや幅も重要です。
中に入れるものや車のトランクのサイズ、自宅の収納場所も考えて選びましょう。
ソロキャンプ | 2~3名 | 4~5名 | |
---|---|---|---|
15L | ★★★ | × | × |
30L | ★ | ★★★ | × |
40L | × | ★★ | ★ |
50L | × | ★ | ★★ |
60L | × | × | ★★★ |
持ち運びやすさで選ぶ
容量が大きくなると持ち運びも大変になるので、持ち運びやすさも重要な項目です。
飲み物を多く入れるクーラーボックスの場合、重量が大きくなるので入れるものによってタイプを選びましょう。
また持ち手が細いタイプは重いものを運ぶ際は手に食い込んでしまい使い勝手が悪くなります。
容量が大きいタイプのクーラーボックスは、できるだけ持ち手も太いタイプを選びましょう。
U字ハンドルタイプ
クーラーボックスでよく使われる一般的なタイプです。
片手で持ちやすいため小さいタイプのクーラーボックスに向いています。
ベイルハンドルタイプ
本体の両側から持ち手が伸びているタイプです。
両手で持つことができるので、中型サイズのクーラーボックスに向いています。
サイドハンドルタイプ
本体の両サイドにそれぞれ持ち手が付いているタイプです。
2名で運ぶ事ができるので、大容量サイズのクーラーボックスに向いています。
キャスター付きタイプ
スーツケースのように持ち手とキャスターが付いたタイプです。
重いものを入れても簡単に運べるので便利です。
ただし車から設営地まで砂利道や階段が多いキャンプ場には不向きなので、事前の確認が必要となります。
おすすめのクーラーボックス:ハードタイプ
30L以下のサイズ
サンカ クーラーボックス 17L
◆材質 :蓋・本体・ハンドル・バックル・ベルト/ポリプロピレン 蓋パッキン/発砲ポリエチレン 断熱材/発砲スチロール
◆メーカー : サンカ
◆商品寸法 : 長さ48×奥行き30×高さ32.5(cm)
◆ハンドル : ベイルハンドル
◆重さ : 2.18㎏
◆容量 : 17L
コールマン ホイールクーラー 26L
◆材質 : 発泡ウレタン、ポリエチレン
◆メーカー : Coleman(コールマン)
◆商品寸法 : 長さ49 x 奥行き33 x 高さ41※ハンドル利用時の高さ94(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル キャスター付き
◆重さ : 3.3㎏
◆容量 : 26L
STANLEY 新ラッチ クーラーボックス 15.1L
◆材質 : 本体外側:高密度ポリエチレン、本体内側:ポリプロピレン、蓋:高密度ポリエチレン・ポリプロピレン、ハンドル:ポリプロピレン、ヒンジ:ナイロン、ラッチ:ポリプロピレン・TPE、パッキン:シリコーンゴム、コード:ゴム・ナイロン
◆メーカー : STANLEY(スタンレー)
◆商品寸法 : 長さ42×奥行き31×高さ28.5(cm)
◆ハンドル : ベイルハンドル
◆重さ : 3㎏
◆容量 : 15.1L
タラスブルバ TBクーラーBOX 18L
◆材質 : 本体/ポリエチレン、ハンドル/PVC、ハンドルカバー/EVA
◆メーカー : TARAS BOULBA(タラスブルバ)
◆商品寸法 : 長さ48.2 x 奥行き36.2 x 高さ35.4(cm)
◆ハンドル : ベイルハンドル
◆重さ : 8.02㎏
◆容量 : 18L
YETI クーラーボックス Tundra 35 タンドラ Tan 25.4L
◆材質 : ポリエチレン/ポリウレタン
◆メーカー : YETI(イエティ)
◆商品寸法 : 長さ53×奥行き39×高さ39(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル
◆重さ : 9.07㎏
◆容量 : 25.4L
30~50Lのサイズ
igloo クーラーボックス ハンドル・キャスター付き 36L
◆材質 : [内側]ポリスチレン、[外側]ポリエチレン
◆メーカー : Igloo(イグルー)
◆商品寸法 : 長さ58.4x 奥行き44.1 x 高さ32.7(cm)
◆ハンドル : キャスター付き
◆重さ : 3.25㎏
◆容量 : 38L
VASTLAND タフクーラーボックス 33.1L
◆材質 : リニアポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、ラバー、ステンレス
◆メーカー : VASTLAND(ヴァストランド)
◆商品寸法 : 長さ85×奥行き43×高さ45(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル
◆重さ : 7.2㎏
◆容量 : 33.1L
UNPLUGGED CP クーラーボックス ブラック 42.6L
◆材質 : リニア低密度ポリエチレン
◆メーカー : UNPLUGGED CP(アンプラグドキャンプ)
◆商品寸法 : 長さ65.2×奥行き42×高さ40(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル
◆重さ : 10.45㎏
◆容量 : 42.6L
Coleman エクストリームホィールクーラー 50QT 約47L
◆材質 : ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
◆メーカー : Coleman(コールマン)
◆商品寸法 : 長さ58×奥行き46×高さ45※ハンドル利用時の高さ106(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル キャスター付き
◆重さ : 6.5㎏
◆容量 : 47L
50L以上のサイズ
igloo クーラーボックス ハンドル・キャスター付き 57L
◆材質 : ポリウレタンフォーム
◆メーカー : igloo(イグルー)
◆商品寸法 : 長さ55.2×奥行き46.4×高さ50.2(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル キャスター付き
◆重さ : 6㎏
◆容量 : 57L
CHUMS スチールクーラーボックス レッド 54L
◆材質 : アウター : スチール・インナー : ポリプロピレン・フォーム : ポリウレタン
◆メーカー : CHUMS(チャムス)
◆商品寸法 : 長さ58×奥行き36.5×高さ42(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル
◆重さ : 8.2㎏
◆容量 : 54L
igloo TRAILMATE JOURNEY 約66L
◆材質 : 外側:ポリエチレン 内側:ポリスチレン
◆メーカー : igloo(イグルー)
◆商品寸法 : 長さ88.9×奥行き50.8×高さ61(cm)
◆ハンドル : キャスター付き
◆重さ : 15.74㎏
◆容量 : 66L
ORCA キャンプ ハードクーラー Coolers 55L
◆材質 : シェル/ポリエチレン、フォーム/ポリウレタン
◆メーカー : ORCA(オルカ)
◆商品寸法 : 長さ68×奥行き49×高さ49(cm)
◆ハンドル : サイドハンドル
◆重さ : 16㎏
◆容量 : 55L
クーラーボックスを上手に使うコツ
せっかく保冷力の高いクーラーボックスを持って行っても、使い方を間違えると十分な保冷効果を発揮できません。
いくつかの点に注意してクーラーボックスを使いましょう。
①食品トレーは持って行かない
肉などを買うと必ずと言っていいほど付いてくる食品トレー。
食品トレーには様々なサイズのものがあり、複数の食材を入れるとかなり場所を取ってしまいます。
また食品トレーにはそれなりの強度があるためデッドスペースが生まれ、クーラーボックスを効率よく使うことができなくなってしまいます。
持って行く食材は事前に食品トレーを外し、ジップロックなどに入れ替えてから持って行きましょう。
ジップロックにすることで余った食材も鮮度落ちを少なくし持って帰ることができます。
②ソフトタイプのクーラーボックスを上手に使う
気温が高い夏場などはクーラーボックスでも保冷能力が落ちてしまいます。
キャンプ1日目は十分に氷や保冷剤を入れていても、2日目には全て溶けてしまって食材が傷んでしまう事も良くあります。
保冷能力の低下を防ぐ手段としてハードタイプのクーラーボックスの中に、小さいソフトタイプのクーラーボックスを入れて二重で保冷しましょう。
二重にすることで保冷能力はグンと上がります。
夏場に持って行く鮮度が落ちてしまうと困る食材は、その中に入れて傷むのを防ぎましょう。
③クーラーボックスは涼しい日陰に置く
クーラーボックスに座ったり食材置きなどになどに使って日が当たる場所に置いている事はありませんか。
外気温が高い場所に置いておくと、クーラーボックス内の温度も上がりやすくなります。
クーラーボックスはできるだけ日陰に置いておきましょう。
④開閉回数を少なくする
冷蔵庫と同じで開閉回数が増えるとせっかく冷えたクーラーボックス内の空気も一瞬で逃げてしまいます。
開閉回数は出来るだけ少なくしましょう。
よく使うものとそうでないものを、別々のクーラーボックスに分けておくのも良い手段かもしれません。
鮮度が落ちやすい食材は開閉回数の少ないクーラーボックスに入れておきましょう。
⑤クーラーボックス内に隙間を作らない
クーラーボックス内に隙間が多いと保冷力の低下につながります。
できるだけ隙間を作らないように保冷材などで隙間を埋めましょう。
お茶などの飲み物を凍らせて入れて置くと効率よく保冷力を高めることができます。
【もっと多くのおすすめキャンプギアを探したい人に】
日本最大級のアウトドアメディアhinataが運営する『hinataストア』と『hinataレンタル』
毎月数百点の新作アイテムが入荷されていて、いつでも流行のアイテムを見つける事が出来ます。
お気に入りのキャンプギアを購入できるサイトと、まずはレンタルで始めたい人向けのサイトの2種類あり、ニーズに合わせて選ぶ事ができます。
こだわりのキャンプギアを購入したい人
《気になる人はココをクリック》
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
まずはレンタルでキャンプ体験をしてみたい人
《気になる人はココをクリック》
↓ ↓ ↓ ↓ ↓